なぜ?をゼロにすることを目指して・・

オステオパシーに出会って
はじめまして。「field」院長の鈴木です。理学療法士として10年以上病院・施設で多くの患者さんの健康と向き合ってきました。治療家であれば患者さんをより良くする方法を日々模索するのは当然であり、色々試行するなか、私個人の出した答えが「オステオパシー」です。お世話になった病院を離れることは辛かったですが、よりオステオパシーを提供しやすい環境を求め数年前に退職しました。病院退職後は整骨院でお世話になり、各症状に悩む患者さんを助けながらオステオパシーの普及に努めてきました。現在は独立してオステオパシー専門の治療院「field」の院長として、一層頑張っております!
どこまでが対症療法?
日頃院に来られる患者さんとお話をしておりますと、日本人は病院以外での治療という選択肢を躊躇する方が多く、治療も対症療法のみ行う傾向が強いことがわかります。根治療法といえば手術を想像される方が多いですが、手術さえも対症療法であると私は思っています。例えば大きな腫瘍が発見されて手術での除去を選択したとします。これは腫瘍が病状の根源と考えるからですが、実はなぜ腫瘍ができたのか?というところまで掘り下げられることはあまりない気がしています。または健康診断で血液データの○○値が高かった場合、服薬で正常値に戻すような処置がとられますが、そもそもなぜ数値が高くなっているのかは解明されないままです。根治療法というのはなぜ?を出来るだけ減らしていき、最終的にゼロにすることです。ただし人間の身体機能は全てが解明されているわけではないので、現段階で本当の根治療法というのは存在しないのかもしれません。それでも極力なぜ?を減らしていくことで人間は健康に近づいていくことは確かです。
画像や血液データだけで判断しないで・・
皆さんの健康状態は一般的には画像診断や血液検査、その他の高度医療機器を用いた検査で示され、皆さんはそれが100%自分を表現していると考えがちですが、私はそうは思いません。これらは大事なデータであることは確かですが、ただの結果です。それはおそらく皆さんの身体を10%も表現していないんじゃないでしょうか。オステオパシー治療を行うようになって感じたことは診断の重要性です。それは呼吸の質感、体内を流れる液体の運動性、各部位の体温、筋膜の動き、全身のエネルギーなど主に高度な触診によって得られる情報です。こういった生の情報は私の手に直接伝わり、非常に豊かな表現力を持って私に身体の状態を教えてくれます。見て、聞いて、触れて、動かしてみる。これは治療家みんながやっていることですが、身体が発している信号を十分に受け取れている方はごくわずかでしょう。
触診へのこだわり 治療家は自分に厳しい職人であれ
オステオパシーを行ううえで触診技能は必要不可欠です。オステオパシーを学び始めた当初は私も触診で得られる感覚がまったく分かりませんでした。それでも諦めずに3年、5年と続けていくうちに触診で多くの情報を得られるようになりました。時々テレビで日本の熟練職人さんを特集したものを放送していますが、観たことがありますか?彼ら、彼女らは同じ長さ、太さ、重さ、硬さの作品を身体の感覚だけで正確に何十個、何百個と作り出すことができます。これには非常に感銘を受けますが、そもそも人間にはその能力が備わっていることも事実です。とくに指先のセンサーは機械にも負けていませんから、治療家が筋肉、骨、血管、体液、神経、内臓の動きを感じれるようになることは決して不思議なことじゃないんです。要はその能力を磨き上げるのにどれだけの時間と労力をかけたかなんです。実際に尊敬する治療家の先輩方は驚くような感覚を持っていて、すばらしい治療をしています。私もそこに追いつき、追い越せるよう研鑽を怠らないようにしています。
診断できなければ治療もできない
私が行う診断は決して傷病名をつけることが目的ではありません。医師ではないのでそれをすれば違法です。ただ治療を行う限り身体がどういう状況に置かれているのかを知る必要があります。そのための診断です。それを基に行った治療が正しければ症状は寛解しますし、的を外していれば期待するような効果は得られません。すべては結果が示してくれます。
半信半疑だと治療効果も下がる
皆さんが本当に健康になりたいのであれば、「なぜ?」を持ち続けてそれを治療家にぶつけてみることです。私はそれに応えられるよう、ちゃんと身体全体を診断します。「○○だから□□すれば××になる」これを示せなければプロじゃありません。患者さんは毎回納得しながら治療を受けられることが大切です。あなたのお悩みをオステオパシーで解決できれば幸いです。